“好物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうぶつ53.3%
かうぶつ26.7%
いゝもの6.7%
すき6.7%
ものずき6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何と、もそう思うであろうな。もっともその方には恋とは申さぬ。が、好物の酒ではどうじゃ。」
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
らしき馳走出來ねど好物今川燒里芋ころがしなど、澤山たべろよと言葉し、苦勞はかけまじとへど大晦日りたる難義
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
泣出すゆゑ越前守殿は言葉にコリヤ/\三吉最少と前へ出よ何も怕事はなしな/\サア/\好物を遣はさうと饅頭を紙にて與へられ是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
どんな菓子が好物だつたか、今思ひ出さうとしても思ひ出せないが、生れてから十年近くを過した四ツ谷塩町附近に、松風堂といふ菓子屋のあつたことを覚えてゐるのは不思議である。
甘い話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
倶利伽羅峠には、新道と故道とある。いわゆる一騎落から礪波山へ続く古戦場は、その故道で。これは大分以前から特別好物な旅客か、山伏、行者ののほか、余り通らなかった。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)