“好奇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ものずき85.1%
かうき5.4%
こうき5.4%
こうず1.4%
ものず1.4%
モノメデ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
して此箱もわし好奇ものずきの玉村侯爵の申込により、あの淋しい森林中に置いて、和女等三人の内、誰が一番勇ましいかを試したもの
黄金の腕環:流星奇談 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
此蠻勇このばんゆうちから、それがつもつもつてると、運動うんどうためとか、好奇かうきよくとか、そればかりで承知しやうち出來できなくなつて、はじめて研究けんきうといふことおもきをおくやうになり
いま、わたしのぐるりをいているものは、気味の悪いものばかりであったが、わたしはいっしょうけんめい好奇こうきのの目を見張みはって新しい周囲しゅういを見回した。
で、好奇こうずの富豪連や、大名などが手を廻して、取り引きをしたということである。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と浪人宇佐美敬太郎が好奇ものずきらしい顔を出すのでした。
山人の好奇モノメデに拐された座頭が、いつか、山の岩屋の隠れ里から、隠れ座頭がやつて来る、など言ふ話を生んだのであらう。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)