“好奇:ものずき” の例文
“好奇:ものずき”を含む作品の著者(上位)作品数
田中貢太郎15
中里介山11
国枝史郎7
押川春浪4
林不忘3
“好奇:ものずき”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語9.6%
文学 > 中国文学 > 小説 物語5.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「これが好奇ものずきというのでしょう、後をつけたのでございますよ、人殺しをした侍が、どこへ落ち着くかと思いましてね」
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「何も好奇ものずき、屋敷の様子を、こっそり探ってみてやろう。うまく賭博場でも目つかったら、とんだ面白いことになる」
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼女は彼があまりに好奇ものずきだと言った。そしてただ、自分がその話の女主人公ではないということだけを打ち明けた。
縮緬ちりめん小片こぎれで叔母が好奇ものずきに拵えた、蕃椒とうがらしほどの大きさの比翼の枕などがあった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
或る好奇ものずきなお大名が、相馬の古御所もどきの趣向をして、医者を誘拐して来てもてあそんだというようなこともないではない。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
神尾主膳は遠くから、皮肉のような好奇ものずきのような眼をかがやかして、その美しい女房の現われた桟敷にとくと目を注ぎました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
我輩は好奇ものずきの人間なので、こういう蔦吉といったような、やくざな芸人には知己しりあいがあり、手なずけることも出来たのさ。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
玉村侯爵とは松浪伯爵の兄君で、三人の娘には伯父君おじぎみに当ってる、余程面白い人で、時々いろいろ好奇ものずきな事をする。
黄金の腕環:流星奇談 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
何も好奇ものずきで注意人物を使用するにもあたらん、と、こういうようなわけで、ハハハハ、尤もなことを云うよ。
罠を跳び越える女 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
「ま、まあ、静にしてくだされ、今云ったのは、皆嘘でござります。いくら私が好奇ものずきでも、其のお顔では」
南北の東海道四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
気の弱い柔和な好奇ものずきな彼は、優雅は欠けていないが堅固さが欠けてるその世界を、楽しげに観察してみた。
ある種類の婦人客のうちには、何かの好奇ものずきから、茂太郎を競争する者さえ現われようという有様です。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
塀の外は町内の野次が一パイ、無遠慮なのは庭先まで入つて來て、死體はもう取りおろしたのに、未練らしく好奇ものずきの眼を輝かして居るのです。
一番、正体を見届けて、その上で、という余裕から来る好奇ものずきも手伝ったと見えて、その武者修行が、
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「どんなものか、一つ其の妖怪ばけものに逢ってみたいものじゃないかと」、権八は云いだした。平太郎も好奇ものずきらしいまなこを輝かした。
魔王物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
はなしかけると、好奇ものずき武村兵曹たけむらへいそうは一も二もなく賛成さんせいだ。
好奇ものずきな彼女は、後が手紙を書いてる間に、その肩越しに読んでしまっていたのである。)
かくして海港においては、それらの戦いと航海との驚くべき機械のまわりに、自らなぜかをもよく知らないで多くの好奇ものずきな人々が集まって来るのである。
許宣は心当りはなかったが、好奇ものずきに門口へ出てみた。門口にはかの白娘子と青い上衣を着た小婢が立っていた。許宣は驚きと怒りがいっしょになって出た。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
老人はこんなことを言いながらやっとこさと腰をあげ、すこしくずれて時おり隣の灯の漏れてくる壁の処へ行って顔をぴったりつけて好奇ものずきに覗いて見た。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
果然かぜん、文政年間に好奇ものずきの人間が現われて、信玄の石棺を引き上げようとした。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ようやくこのごろ、人の臭いがするようになったらしいが、土地柄だけに、それほどに新たに移って来た主人の好奇ものずきを注意してみようという者もありません。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
細君があるじ好奇ものずきを喜ばない気振りが、お庄には見えすくように思えて来た。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そうでなくとも好奇ものずきの者が、金に糸目を付けることなく、もし潜水夫を潜らせたなら、信玄の死骸のある場所が知れたなら、それから後はどんなことでも出来る。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その翌日、好奇ものずきな人々は民約議会員ゼー氏のことについて彼と話そうとした。
おまけにこっちは、応援の青年団やら好奇ものずき弥次馬やじうまやらでやたらに人数が多いから、ざわめくばかりでも先はいちはやく物音を聞きつけて逃げてしまう。
チャアリイは何処にいる (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
型の小さい安いオルガンで、音もそうたいしてよくはなかったが、みずから好奇ものずきに歌などを作って、覚束おぼつかない音楽の知識で、譜を合わせてみたりなんかする。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
考えてみたまえ、数千年以前の物は、石の柱でも今は全くくずれてしまったほどだ、いわんや木で造った巨船においておやだ、好奇ものずきな学者先生いかに探しまわっても
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
尾鰭をひれを付けて人は物を言ふのが常、まして種牛の為に傷けられたといふ事実は、些少すくなからず好奇ものずきな手合の心を驚かして、いたる処に茶話の種となる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
好奇ものずきの坊ちゃん、この四五日は、お見えにならないじゃありませんか」
荷花公主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それが仲間の者にも知れたので好奇ものずきな者が集まって来たところであった。
立山の亡者宿 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その金箔附きの破牢人である自分たちを、公儀の重き役人である能登守が、逃がしたり隠して置いたりすることは、かなり好奇ものずきなことに考えられないわけにはゆきません。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
子供だちの奇怪な話を聞いて、好奇ものずきな村の者が杉林の方へ往ってみた。杉林の出口の田圃たんぼの中に、の老人が素裸になって倒れていた。村の者は傍へ往って、
虎杖採り (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
小供達は見知らない姝な女を見たので好奇ものずきに玄関までいて往った。
参宮がえり (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
むし好奇ものずきではあるが暗夜あんや甲板かんぱんでゝ
好奇ものずきの冒険でもやろうというには、ちとどうも今夜は寒過ぎるわい」
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
飢えは室内から街頭に出してはならないが、満腹はどこへ出してもさまで害をなさない。ただキュラソーが、人をキュリオス(好奇ものずき)に導くのが、あぶないといえばあぶない。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ストーブのさかんに燃える父伯爵の居間に集り、いろいろ面白い談話だんわふけってる、その面白い談話と云うのは、好奇ものずきな娘達がしきりに聴きたがる
黄金の腕環:流星奇談 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
岩本は羨ましいうえに好奇ものずきも手伝って、どこへ往くか見たくなったので、己も急いで山西の置いて往った金に幾等いくらかの金を足して、食卓テーブルの上へ投げだして、
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
許宣は心当りはなかったが、好奇ものずきに門口へ出てみた。門口にはの白娘子と青い上衣を着た小婢じょちゅうが立っていた。許宣は驚きといかりがいっしょになって出た。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
好奇ものずきな猟師はやがて足場を固め、狙いを定めて火縄をさした。
蛇怨 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
五時間目には、国語の教科書の外に、かねて生徒から預つて置いた習字の清書、作文の帳面、そんなものを一緒に持つて教室へ入つたので、其と見た好奇ものずきな少年はもう眼を円くする。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
清三は時には好奇ものずきに碑の文などを読んでみることがある。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
老人はこんなことを云いながらやっとこさと腰をあげ、すこしくずれて時おり隣のれて来る壁の破れの見える処へ往って顔をぴったりつけて好奇ものずきのぞいて見た。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ウィインでは大型輸送自動車の陸軍飯場キャンティンが街上に出張して、通行人と好奇ものずきな外国人の旅行者に羊の脂肪肉と麺麭パン屑と上官の命令とを煮込んだ熱湯汁を無料分配していた。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
それを、貴方は何故そう好奇ものずきの眼をみはって
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
好奇ものずきなのは、美しい順に、十七娘を數へました。
不具者を愛する好奇ものずきな女なぞが、所詮、この世のどこに住んでいようものぞ! いわんや女との交際には、昔のフロールとの世界に学芸会があったように、舞踏と社交との及び難き二つの世界がある。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
彼は好奇ものずきにその中をのぞいてみた。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼は好奇ものずきにその中をのぞいてみた。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
功名心に熱したる当時の事なれば、毎日署長看守長、さては看守らの来りては種々の事どもを話しかけられ慰められ、また信書をしたたむる時などには、若き看守の好奇ものずきにも監督を名として監房に来りては
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
この岩本さんが、好奇ものずきにつけて来て
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
といって、全く聞捨てにもならないのは、この深夜、胆吹山いぶきやまの山腹で振絞る声なのですから、わざわざ好奇ものずきに、こんなところまで、こんなだらしのない絶叫を試みに来る奴があろうはずはないのです。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
総之丞は好奇ものずきらしい眼をした。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
一草亭は好奇ものずきの目を光らせた。
この、ホテル・アムステルダムの十四号室に昨夜ゆうべ誰か泊って、しかもその好奇ものずきな人間は朝になってもまだ生きている、という愕くべき報知は、瞬くうちに近処に拡がって、奇蹟のように人々に眼を見張らせた。
ロウモン街の自殺ホテル (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
五月末ごろから江戸中をおびやかしているこの一円の神隠し騒ぎ、腕自慢の目明しや好奇ものずき半分の若い衆が夜を日に継いでの穿鑿せんさくも絶って効ないばかりか、引き続いてさらわれる者が後を絶たないので
わたしをだまして売るなどと、そんなことのあろうお人柄であろうはずはない——いったい、わたしは何のために、どうしてこんな盛装までさせられて送られねばならないのか、単にお銀様その人の好奇ものずきの犠牲としての
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それでは誰か本気に取上げる旦那があって、たとえ一万両でも、この時節に金を出そうという好奇ものずきが出たのだな、時勢は時勢だというが、まだ世間は広いものだ、鐚に口説き落されていくらか出そうという金主が出たのだな。
米友は、うなりました、病とはいえ好奇ものずきにも程のあったものだが、今まで隠し持っていたとも思われない人間のこつを、どうしてここへ持ち出したか、尾花苅萱の中を探って、易々やすやすとこれを取り出したようだが
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この国の最も盛んなりし頃、一人の好奇ものずきなる国王あり、何か物に感じたことでもあったものと見え、あるとき国中の材木を集めて驚くべき巨船を造り、船内の構造をすべて宮殿のごとく華麗にし、それに古代のあらゆる珍宝貨財と
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
好奇ものずきだなあ」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ところで彼は久しい前から、例の旅人蔵へ捕らえられている沢山な可哀そうな旅人どもに逢って見たいと思っていたが、今日初めて鬼王丸へその希望のぞみを話したところ、鬼王丸は笑いながら彼の好奇ものずき希望のぞみを入れた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
源氏となって益々衰えただ実朝がその好奇ものずきから京師の風俗を取り入れた時、一緒に造顔師も呼び迎えたが、その実朝は夭折ようせつし、造顔師はほとんど途方に迷い、初めて都会を彷徨さまよい出で田舎稼ぎをするようになった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
好奇ものずきだ」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
好奇ものずき統計家とうけいか概算がいさんに依れば小遣帳こづかいちやう元禄げんろくひね通人迄つうじんまで算入さんにうしておよ一町内いつちやうないに百「ダース」をくだる事あるまじといふ。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
勘八は、なお気が進まないのに、好奇ものずきられているのは兵馬ばかりではありません、兵馬の手にひかえられている猟犬がしきりにはやって、先に立つものですから、気が進まないながら勘八も、後ろへひくわけにもゆきません。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「妾からやっぱり、呼んだからよ。例の厠の紙を使って。好奇ものずきにあいつやって来たのさ。毛唐って奴、好色だからねえ……ところが現われた女ってのが、自分だけの情婦だと自惚れていた、妾だったので嫉妬して、私の咽喉を締めたんだわ」
鴉片を喫む美少年 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
人の手紙というものは、見るべきものでも見せるべきものでもないのに、それを盗んで見るということはこの上もない卑劣なことで、お絹もそこまで堕落した女ではなかったのだけれど、好奇ものずきから出立して、我を失うようになるのは浅ましいことであります。
しかし雲巌寺を出発してから行く途々みちみち、渓流に沿うて断岸の上から眼下を見れば、この渓流には瀑布たきもあれば、泡立ち流るる早瀬もあり、また物凄く渦巻く深淵などもあって、好奇ものずきに盥に乗ってくだろうものなら、二人や三人土左衛門と改名したかも知れぬのだ。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
「いや、好奇ものずきから、かように下らぬ服装なりをしておるため、何かは知らぬが、あらぬ嫌疑けんぎをこうむり、えらい人さわがせを致したな。まま許せ、許せ」と笑って、それから満谷剣之助へ向い、「これはお役人、ただいまこの者が申すとおり、手前てまえはその、茨右近でござる」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そんなことがあってたまるものですか、あんな世家の旦那が、何の好奇ものずきに土百姓の汚い女なんかに、手を出すものですか、金は唸るほどあるし、女が欲しけりゃ、いくらでも娟好きれいな女が手に入るじゃありませんか、こんなことになったのも、あんな土百姓にでも、ちょっとした恩になると
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
つまり、食えるものは食い尽した者共の催しであるから、集まって来た者の人格のほども、ほぼ想像がつくのであって、神尾に幾分割引をした程度の者か、或いはそれにしんにゅうをかけた程度のものが集まっていると見れば差支えないが、さりとて、相当堅気のものも好奇ものずきで寄って来ている。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こはかかる有様を見せしめなば妾の所感如何いかがあらんとて、磯山が好奇ものずきにもことに妾を呼びしなりしに、妾の怒り思いのほかなりしかば、同志はいうもさらなり、絃妓げんぎらまでも、衷心ちゅうしん大いにずる所あり、一座しらけ渡りて、そこそこ宴を終りしとぞ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
この、なんの変哲もない古びた茶壺ひとつを、ああして大名の乗り物におさめて、行列のまん中へ入れて、おおぜいで護ってくるなんて、その好奇ものずきさ加減も、気が知れねえ……と、打てばひびくというところから、つづみの名ある駒形のあにい与吉、ひとり物思いにふけりながら、ブラリ、ブラリやってくる。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
すると、路傍にボンヤリ腰かけていた駕籠かきや、通行の旅人の中の屈強で好奇ものずきなのが、うしろから駕籠かきを押したり、時には、駕籠舁きが息を入れるあいだ、代わってかついで走ったり……こんなことはなかったなどと言いっこなし、とにかく田丸主水正はこうやって、このときの早駕籠はやを乗り切ったのです。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)