“小遣帳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こづかいちょう83.3%
こづかいちやう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相変らずの棒書きで、小遣帳こづかいちょうに毛の生えたようなもので、自然と風景の批評もなければ、人情と土地柄の研究もありはしない。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
夫人は、居間で、小遣帳こづかいちょうらしいものを出して調べていた。五十に近い小柄な細面の顔は年よりもけて見えた。
第二の接吻 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
好奇ものずき統計家とうけいか概算がいさんに依れば小遣帳こづかいちやう元禄げんろくひね通人迄つうじんまで算入さんにうしておよ一町内いつちやうないに百「ダース」をくだる事あるまじといふ。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)