“こづかいちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
小遣帳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病気になった最初はじめっから、なぜですか、もうちゃんと覚悟をして、清川を出て寮へ引移るのにも、手廻りのものを、きちんと片附けて、この春からけるようにしたっちゃ、威張っていた、小遣帳こづかいちょう
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そうして、与八が若干の文字、曲りなりに手紙の文書を書いたり、小遣帳こづかいちょうをつけられる程度の素養が出来上ったと認められたのですが、これはかつて表面に現わしたことはない。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いわば小遣帳こづかいちょうの出来のいいような、徹底的に実用向きの書き方だから失望しました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)