“小遣取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こづかひどり40.0%
こづかいと20.0%
こづかひとり20.0%
こづけえど20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひる午睡ひるねゆるされてあるので時間じかんいて器用きようかれには内職ないしよく小遣取こづかひどりすこしは出來できた。きな煙草たばことコツプざけかつすることはなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
応募者には知名の大家折々小遣取こづかいとりにいたづらするもの多かりし由。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
氷々こほり/\ゆきこほりと、こもだはらつゝみてあるくはゆきをかこへるものなり。のこぎりにてザク/\とつて寄越よこす。日盛ひざかりに、まちびあるくは、をんなたちの小遣取こづかひとりなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
婆「いえ嫁っ子でごぜえます、是が心懸のいもので、忰と二人で能く稼ぎます、わしうちにばかり居ちゃア小遣取こづけえどりが出来ましねえから、斯うやって小遣取りに出かけます」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)