“氷々”の読み方と例文
読み方割合
こほり/\100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○さてかの茶店さてんにて雪の氷をめづらしとおもひしに、その次日より塩沢しほざは牧之ぼくし老人が家にありしに、日毎に氷々こほり/\とよびて売来る、山家やまが老婆らうばなどなり。
氷々こほり/\ゆきこほりと、こもだはらつゝみてあるくはゆきをかこへるものなり。のこぎりにてザク/\とつて寄越よこす。日盛ひざかりに、まちびあるくは、をんなたちの小遣取こづかひとりなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
○さてかの茶店さてんにて雪の氷をめづらしとおもひしに、その次日より塩沢しほざは牧之ぼくし老人が家にありしに、日毎に氷々こほり/\とよびて売来る、山家やまが老婆らうばなどなり。