“歩”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ある49.8%
あゆ11.2%
6.4%
5.8%
5.3%
あゆみ5.3%
4.5%
あし4.2%
2.3%
あり1.9%
(他:22)3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“歩”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)43.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌5.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
土浦つちうらからかれつかれたあしあとてゝ自分じぶんちからかぎあるいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まちは、をつとのあとからあるきながら、一人ひとりごとのやうにきこえないくらゐこゑつた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
そんなことをっておじいさんはわたくしうながしてみぎ道場どうじょうあゆりました。
はぬまでに全身ぜんしんふるはし、すみからすみへといそいであゆはじめる
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
彦島村役場の明治頃の土地台帳によると、巌流島全体の面積一たん十六とあるから、いかに小さい島かが分ろう。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「決して、楽観をゆるしません。何といっても、曹操は曹操です。かず、のよいところで、和議をおはかりあっては」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれふゆになつてまたおこりかけた僂痲質斯レウマチスおそれてきはめてそろ/\とはこんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
へして、木蔭をぐるに、灯火ともしびのかげれて、人の夜涼やれうかたるあり。
良夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
伯母は涙きもへず「——長二や、——私や、かうしてお前とるいて居ながら、コツクリと死にたいやうだ——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ずんずんきへってるきされましたので、わたくしだまってそのあといてまいりますと
丁度てうど墓門ぼもんにでもいそぐ人のやうな足取あしどりで、トボ/\と其の淋しいあゆみつゞけて行ツた。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
われ目とあゆみひとしく移して聖達ひじりたちに從ひ、その語ることを聞きつゝ行けども疲れをおぼえざりしに 七—九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
まがかどでひよつとときそれが口輕くちがる女房にようばうであれば二三すごしては
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
……竹童ちくどうはまずよかったと、そこでいっそう身をかがませながら、はうようにして、石段を一一歩とのぼっていく……
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、テエブル掛のかげから、急に欷歔すすりなきの声が響き出て来るのに吃驚びっくりして、思わず一あしをひきました。
「俺は、生れて二三度しか徹夜はしたことがないから夜のことは知らないが……君、もう少しあしをゆるめてくれないか。」
蔭ひなた (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「あなたのお話を伺っていると、あたしは将棋ので、上手な将棋差しの手にかかって、いいように動かされているみたい」
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「あやまったね。しかたがねえや。おまえさんをお持ちだというから、代わって王手をしてもらうかね……」
やをらでゝ、ころものくびありき、われするしらみどもかな
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
白菜はくさいの霜にかがよふ夜明け方ありありきて鳩は眼聰めざと
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
彼はいつの間にかともされた蒼白い街燈の下を過ぎて、低い空を赤く染出している賑かな町の方へあるき出した。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)
凝如じつとしていても爲方しかたが無いので、バレツトも平筆ふでも、臺の上にほうツたらかしたまゝ、ふいとツてへやの内をあるき廻ツて見る。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
そこをくぐって、あたりを見ながら、芝生をひろって、こずえの揃った若木のかえで下路したみちを、枯れたが白銀しろがねへりを残した
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大きな墨西哥帽ソンブレロ。そろそろとおひろいになる桑の実いろのケープ。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
かれ大后この御歌を聞かして、いたく忿りまして、大浦に人を遣して、追ひ下して、かちよりやらひたまひき。
山科やましな木幡こはたやまうまはあれどかちおもひかね 〔巻十一・二四二五〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
八「はせな、身体かあだすびれてあうけねい、す事が出来ぜきねい、ホリャ困っさな、女中衆ぞつうす/\」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
二人ふたりの言葉は一寸ちよつ途断とぎれた。そして何所どこへともなく目的あてどなくあるいて居るのである。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
いつもなら、藤吉とうきちともれてさえ、夜道よみちあるくくには、かなら提灯ちょうちんたせるのであったが、いまはその提灯ちょうちんももどかしく、羽織はおり片袖かたそでとおしたまま、はやくも姿すがた枝折戸しおりどそとえていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「そこに突立っていたって、探し物は出て来やしませんよ、歩いてごらんなさい、小柄で華奢であんよのお上手なお方」
「ホホホ、小柄こがら華奢きゃしゃで、そうしてあんよのお上手な旦那、またいらっしゃいよ」
あーるけなーいのか山田の案山子かがち
野ざらし (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
幾ら相場が狂ったって、日本橋から馬車に乗って、上野をてくで、道端の井戸で身体からだを洗って、蟋蟀きりぎりすの巣へへえってさ、山出しにけんつくを喰って、不景気な。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自殺幇助ここらで堕落ゆきどまり可運子
大正東京錦絵 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
そこで幕府の歩兵を将棋の歩になぞらえてひょうといい、それが転じて豹になったのです。
犬がさつさとつて来た
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
間もなく冬期休課ふゆやすみになり、僕は帰省の途について故郷近く車で来ると、小さな坂がある、その麓で車を下り手荷物を車夫に托し、自分はステッキ一本で坂を登りかけると、僕の五六間さきをく少年がある、身に古ぼけたトンビを着て
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)