“あるい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
95.2%
歩行3.1%
亜類0.4%
徒歩0.4%
0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さよう。とりあえず空前とは申しましたものの、あるいは絶後になるかも知れぬと考えられておりますほどの異常な事件で御座います」
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いざ帰らうとなると、チヤアンと外へ出て、先に立つて歩行あるいてござらア。いくら酔つても溝へ落つこちないのは、全くお月様のお蔭なんだ。全くだ実に有難てえや。
磯馴松 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
換言かんげんすれば、蠅はわれわれの五体をワクチン製造所せいぞうしょとして奉職ほうしょくする技師ぎし技手ぎしゅ亜類あるいであるかもしれないのである。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
え、証人が倉「はい有ります、御存ごぞんじの通り一昨夜はいつもより蒸暑くてそれにリセリウがい所天おっとに分れうちまで徒歩あるいて帰りましため大層のどが乾きまして、 ...
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
(十) 子禽しきん、子貢に問いて曰く、夫子のこのくにに至るや必ずその政を聞けり。(夫子)これを求めたるか、あるい(或)は(人君)之を与えたるか。子貢曰く、夫子は温良恭倹譲おんりょうきょうけんじょうもて之を得たり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
二人ふたりの言葉は一寸ちよつ途断とぎれた。そして何所どこへともなく目的あてどなくあるいて居るのである。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)