“技手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎて50.0%
ぎしゅ33.3%
ぎしゆ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『大丈夫です、すっかりかわきましたから。』と云う声がするんだろう。見ると木村博士と気象の方の技手ぎてとがラケットをさげて出て来ていたんだ。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
換言かんげんすれば、蠅はわれわれの五体をワクチン製造所せいぞうしょとして奉職ほうしょくする技師ぎし技手ぎしゅ亜類あるいであるかもしれないのである。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
生れたのは盛岡だと言ふが、まだ物心付かぬうちから東京に育つた——父が長いこと農商務省に技手ぎしゆをしてゐたので——十五の春御茶水おちやのみづの女学校に入るまで、小学の課程は皆東京で受けた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)