“ぎしゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
義手60.0%
技手40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鋼鉄製の義手ぎしゅだった。キンチャコフは獣のような悲鳴をあげると、へたへたとゴンドラの底にその身体を折りくずした。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
秘書「こりゃ何だ、義手ぎしゅじゃないか。君、間違えちゃいけませんよ。私には正しく二本の手がありますよ。」
発明小僧 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)
換言かんげんすれば、蠅はわれわれの五体をワクチン製造所せいぞうしょとして奉職ほうしょくする技師ぎし技手ぎしゅ亜類あるいであるかもしれないのである。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
場長がなにか声高こわだかに近くの人に話すのを聞くと、来月らいげつにはいるとそうそうに、駒場農学校こまばのうがっこう卒業生そつぎょうせいのひとり技手ぎしゅとして当場とうじょうへくるとの話であった。糟谷かすやはおぼえずひやりとする。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)