“当場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このば33.3%
そのば33.3%
とうじょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じ様な事あり畢竟ひっきょう何故なにゆえとも分明わからねど世間に知れれば当楼このうち暖簾のれんきずつくべし、この事は当場このばぎり他言は御無用に願うと、依嘱たのま畏々おそるおそるあかしたる事ありと、僕に話したが昔時むかし武辺者ぶへんしゃ
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
スマトラ島人は死人の魂虎にると信じ、虎の名を聞くも畏敬する、したがって必死で正当防禦か親族友人が虎に殺された当場そのばへ行き合せた場合でなくんば、いかに重宝を受けても虎を討たぬ
場長がなにか声高こわだかに近くの人に話すのを聞くと、来月らいげつにはいるとそうそうに、駒場農学校こまばのうがっこう卒業生そつぎょうせいのひとり技手ぎしゅとして当場とうじょうへくるとの話であった。糟谷かすやはおぼえずひやりとする。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)