“当家”のいろいろな読み方と例文
旧字:當家
読み方(ふりがな)割合
こちら28.0%
ここ16.0%
こゝ16.0%
うち12.0%
とうけ12.0%
たうけ8.0%
こっち4.0%
こなた4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“当家”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸24.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.6%
文学 > 日本文学 > 戯曲0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
当家こちらのお母堂様ふくろさまも御存じじゃった、親仁こういう事が大好きじゃ、ひら一番ひとつらせてくれ。
錦染滝白糸:――其一幕―― (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ドンドンと門を叩く者がある、下女をおこしてきかせるとこれは病院の使つかいで、当家こちらのお弟子さんが危篤ゆえしらせるといわ
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
「珍しい人が珍しいところに立っていますねえ。よく当家ここへ押しかけて来る顔がありましたこと」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それをどう切りだしていいか、縁故と云へば何もなかった。単に老婆を世話したといふ位のものだった。それ位の理由で、(気難かしい当家ここの大将)が早速頼みを容れて判を押して呉れるかどうか……。
(新字旧仮名) / 金田千鶴(著)
甲「斯う致そう、当家こゝでも迷惑をいたそうから、表へ出て、広々した飛鳥山の上にて果合はたしあいに及ぼう」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
下婢「本当に当家こゝは客を大切にするが、此の位に致しませんではお客が殖えますまい……貴方はお一方ひとかたですが、御新造をお連れなさいませんのですか」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
成程己はわずかなお給金を戴いて飯炊をしてえるからッて、飯せえ焦がさねえようにしていればえというもんじゃアあんめえ、当家うちへ泥坊が這入へいってお内儀様かみさん斬殺きりころしても、己が飯炊だからって
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「そのな、焼蛤は、今も町はずれの葦簀張よしずばりなんぞでいたします。やっぱり松毬まつかさで焼きませぬと美味おいしうござりませんで、当家うちでは蒸したのを差上げます、味淋みりん入れて味美あじよう蒸します。」
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
当家とうけは、これ、斎藤道三さいとうどうさんの子孫ででもあるかな。」
雨ばけ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
当家とうけ武芸ぶげいのほどをしめしてやれ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
えゝ始めまして……(丁寧ていねい辞儀じぎをして)手前てまへ当家たうけ主人あるじ五左衛門ござゑもんまういたつて武骨ぶこつもので
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
アヽ当家たうけでも此頃このごろかういふ営業えいげふを始めたのぢや、殿様とのさま退屈凌たいくつしのぎ——といふばかりでもなくあそんでもられぬからなにがな商法しやうはふを、とふのでおはじめになつたから、うかまア諸方しよはう吹聴ふいちやうしてんなよ。
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
武「御免小間物屋孫兵衞さんのおうち当家こっちかえ」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
昨夜廿一二にじゅういちにのこうこう云う当家こなたのお弟子が見えて、翌日あす仏事があるから十五軒前折詰おりづめにして、もって来てくれとあつらえられましたと話され、家内中顔を見合せて驚き
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)