“こなた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コナタ
語句割合
此方95.0%
彼方1.2%
貴下0.4%
貴僧0.4%
貴孃0.4%
0.4%
当家0.4%
御当家0.4%
此岸0.4%
此方様0.4%
貴方0.4%
足下0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おどろいて、更に視線を転ずれば、太き松の根方に設けたる葭簀よしずの蔭に、しきりに此方こなたを見ては私語しつゝある五六の婦人を発見せり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
図を見るに川面かわづらこむる朝霧に両国橋薄墨うすずみにかすみ渡りたる此方こなたの岸に、幹太き一樹の柳少しくななめになりて立つ。
ふさつきの花かんざしひらめかし、何時よりは極彩色のたゞ京人形を見るやうに思はれて、正太はあつとも言はず立止まりしまゝいつもの如くは抱きつきもせで打守るに、彼方こなたは正太さんかとて走り寄り
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
貴下こなたさがしていとの吩咐いひつけでな、その仔細わけあとにして、うてくことがござります
ろくでなしの和郎わろめが!……(ロミオに對ひて)もし/\、貴下こなたさまえ、最前さいぜんまうしましたが、わしひいさまが
乳母 はれまア、可愛相かはいさうに! 其樣そのやうしからしゃりますは、殿とのさま、それは貴下こなた無理むりでござります。
バルタ しうはもの貴僧こなたぞんじてをるものでござる。
ロミオ 貴僧こなたはローザラインにこひをすなというて、いくたびもおしかりゃったぞよ。
手筈てはずみなんだ、のこるは貴僧こなたおこなうてもら神聖しんせいしきばかり。
……おゝ、脊中せなかが、脊中せなかが! ほんに貴孃こなたうらめしいわいの、とほとほところ太儀たいぎ使者つかひさッしやって、如是こんぬるやうなおもひをさすとは!
よしうでないにせい、まへのは最早もう絶滅だめぢゃ、いや、絶滅だめ同樣どうやうぢゃ、はなれてんでござって、貴孃こなたのまゝにならぬによって。
ほんに/\、こんどのお配偶つれあひこそ貴孃こなたのお幸福しあはせであらうぞ、まへのよりはずっとましぢゃ。
甲樂人 すれば、此方こちこなたをば從僕扱さんぴんあつかひにしてくれう。
パリス いや、こなたかほいまではわしものぢゃに、それをば其樣そのやうしう被言おしゃるのは讒訴ざんそぢゃ。
昨夜廿一二にじゅういちにのこうこう云う当家こなたのお弟子が見えて、翌日あす仏事があるから十五軒前折詰おりづめにして、もって来てくれとあつらえられましたと話され、家内中顔を見合せて驚き
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
はい、御当家こなたさまのお蔭で人参を飲みましたせいか、段々宜しくなりまして、此の程病褥とこを離れましたと丹治がまいっての話でございますが、母が申しますに、其方そちのような行届ゆきとゞきません者を置いて下さるのみならず、お目を掛けて下さいまして
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
嵐山其ものと桂川かつらがわとは旧に仍って美しいものであったが、川の此岸こなたには風流に屋根ははぎいてあったが自働電話所が出来たり、電車が通い、汽車が通い、要するに殺風景さっぷうけいなものになり果てた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「どうでしょうか、此方様こなたにも御存じはなしさ、ただい女だって途中で聞いて来たもんだから、どうぞしからず。」
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
てもま、學問がくもんきついものぢゃな! 殿とのさん、貴方こなたさしますことをひいさまにまうしましょ。
足下こなた予程わしほどとしわかうて、あのヂュリエットが戀人こひびと