“あんた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貴方50.7%
貴女17.4%
貴下8.7%
良人4.3%
貴公4.3%
貴君4.3%
和女2.9%
尊公1.4%
貴郎1.4%
1.4%
貴嬢1.4%
貴殿1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴方にはでアノ業平橋で侍に切られる処を助かった大恩があるから、お礼をしていと思っても受けないから、ぞと思っていた処
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「全く貴女方にはお気の毒ですよ。……いや、何うも長居をして済みませんでした。」と、私はそんなことを言いながらも
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
「ねえ、益満さん、あの、貴下とこのお嬢という人は、この人の手を折った人の、妹さんで、ござんしょう」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
ほんまに良人彼女にも困り切りますがな。——御身はあちっておいで。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
貴公富岡先生が東京へ行った事を知っているか」と校長細川は坐に着くや着かぬに問いかけた。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『私に一生のお願ひがあるで、貴君聽いて呉れますか?』
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「島屋の亭が、そんない事をしおるかえ。可いわ、内の御隠居にそう言うて、沙汰をして上げよう。心安う思うておいで、ほんにまあ、よう和女、顔へもつけんの。」
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
權「其の時は斯う捻り倒して敵をえ目にわして、尊公を助けるより他はねえ、何うだ、敵も魂消るか」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
林「いえ、旦那様がえ懸けて下せえますから、お互に思えば思わろゝで、そりゃア尊公当然て」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「根本………御座らしやるとも、根本ていのア、塩山では一等の丸持大尽でごわすア」と答へて、更に、「で貴郎ア、根本さア御客様かね」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
「私は駄目でごす……」と涙の込み上げて来るのを押へて、「私ア、とても貴郎の真似は出来ねえでごす。一体、もうこんな体格でごいすだで」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
「武男、浪は死んでも、な、わたしはやっぱいじゃ。しっかい頼んますぞ。——前途遠しじゃ。——ああ、久しぶり、武男さん、いっしょに行って、ゆるゆる台湾の話でも聞こう!」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「お嬢様、マア貴嬢のような人は御座りませんぞ、神様のような人とは貴嬢のことで御座りますぞ、感心だなア……」
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
貴殿をやった後で、心もとなくなって来たから、見に来たところじゃ」
魔王物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)