“一生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっしょう55.0%
いつしやう31.7%
いつしよ3.3%
ひとよ3.3%
いつしよう1.7%
いつせう1.7%
かずなり1.7%
ユヌ・ヴイイ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんなわけで、ふたりのきょうだいは、いじわるをしたり、にせの花よめになったりしたばちがあたって、一生いっしょう目が見えませんでした。
あゝ、これ一生いつしやうわかれとなるかもわからぬ。櫻木大佐さくらぎたいさも、日出雄少年ひでをせうねんも、だまつて吾等われら兩人りやうにんかほながめ、ちからめて吾等われらにぎつた。
其にしても君、僕等ぼくら一生いつしよかんがへて見れば、あの勞働者なんかと餘りちがやしないな。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
あたたかき一生ひとよと憶ふいまの身に添ひて得ること少なからねば
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)
其上そのうへ危險性きけんせいびた大地震だいぢしん出會であふといふのは、ひと一生いつしようあひだおいおほくて一二回いちにかいにしかないはずであるから、われ/\が出會であところ地震ぢしんほとんど全部ぜんぶたいしたものでないといふことがいへる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
好事魔こうじまおほしとはよくひとところで、わたくしその理屈りくつらぬではないが、人間にんげん一生いつせう此樣こん旅行りよかうは、二度にど三度さんどもあることでない、其上そのうへ大佐たいさ約束やくそく五日目いつかめまでは、三日みつかひまがある、そこで
(せがれ、一生かずなりも、家臣の内にも、不同意の者、これあるによって、御同行の儀は、成りがたい)
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その後、僕はモオパツサンを耽読し始めたが、例の「一生ユヌ・ヴイイ」は女が寝台に寝てその傍に男が跪いてゐる表紙絵のついてゐるもので、流石に、この表紙だけは破いてしまつた。
兵営と文学 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)