トップ
>
一生
>
いっしょう
ふりがな文庫
“
一生
(
いっしょう
)” の例文
こんなわけで、ふたりのきょうだいは、いじわるをしたり、にせの花よめになったりしたばちがあたって、
一生
(
いっしょう
)
目が見えませんでした。
灰かぶり
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
十まではおろか
一生
(
いっしょう
)
でも、この子のそばにいたいのですけれど、わたしはもう二
度
(
ど
)
と
人間
(
にんげん
)
の
世界
(
せかい
)
に
帰
(
かえ
)
ることのできない
身
(
み
)
になりました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
もしあのまま殺さないで置いたなら今の
備後屋
(
びんごや
)
の女房の話のように、私の妻もどんな機会で
九死
(
きゅうし
)
に
一生
(
いっしょう
)
を得たかも知れない。
疑惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
キッコは一
寸
(
すん
)
ばかりの
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
一生
(
いっしょう
)
けん
命
(
めい
)
にぎってひとりでにかにかわらいながら8の字を
横
(
よこ
)
にたくさん書いていたのです。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
考
(
かんが
)
えると、あなたがたの
一生
(
いっしょう
)
ほどいろいろと
経験
(
けいけん
)
なさるものはありますまい。
私
(
わたし
)
たちは、
永久
(
えいきゅう
)
に、このままで
動
(
うご
)
くことさえできないのであります。
雪くる前の高原の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
というのは、わたしは自分のしごとに
夢中
(
むちゅう
)
になっていましたから。つまりわたしは、かえるを打つために使うくるみの
枝
(
えだ
)
をおろうと、
一生
(
いっしょう
)
けんめいでした。
百姓マレイ
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
「
一生
(
いっしょう
)
のあいだ、あなたへのまごころはかわりません。一生のあいだ、あなたへのまごころはかわりません。」
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
談
(
だん
)
、
刻
(
こく
)
を移して、
予
(
よ
)
、
暇
(
いとま
)
を告げて去らんとすれば、先生
猶
(
なお
)
しばしと
引留
(
ひきとめ
)
られしが、やがて
玄関
(
げんかん
)
まで送り出られたるぞ、
豈
(
あに
)
知
(
し
)
らんや、これ
一生
(
いっしょう
)
の
永訣
(
えいけつ
)
ならんとは。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
この
人
(
ひと
)
の
一生
(
いっしょう
)
には
随分
(
ずいぶん
)
過失
(
あやまち
)
もあったようで、
従
(
したが
)
って
帰幽後
(
きゆうご
)
の
修行
(
しゅぎょう
)
には
随分
(
ずいぶん
)
つらいところもありましたが、しかしもともとしっかりした、
負
(
ま
)
けぬ
気性
(
きしょう
)
の
方
(
かた
)
だけに
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「ああ。おとなしくいうことをきいて、そして
一生
(
いっしょう
)
けんめいに
働
(
はたら
)
けば、入れてやってもいいよ。」
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
諭吉
(
ゆきち
)
の
一生
(
いっしょう
)
は、この
理想
(
りそう
)
でつらぬかれました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
と
感心
(
かんしん
)
して、
抜
(
ぬ
)
きかけた
刀
(
かたな
)
を
引
(
ひ
)
っこめてしまいました。そしてそれからはまったく
義家
(
よしいえ
)
になついて、
一生
(
いっしょう
)
そむきませんでした。
八幡太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
(ああ、ああ、弟のやつは、なんて大ばかなんだ。あれじゃ、
一生
(
いっしょう
)
かかったって、ものになりゃしない。
三
(
み
)
つ
児
(
ご
)
の
魂
(
たましい
)
百までっていうからなあ。)
こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
おたがいに、この
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
から、
美
(
うつく
)
しい、
喜
(
よろこ
)
ばしいことを
知
(
し
)
りましょう。
私
(
わたし
)
は、あなたが、
私
(
わたし
)
のために
乱暴者
(
らんぼうもの
)
からなぐられて、
血
(
ち
)
を
流
(
なが
)
されたことを
一生
(
いっしょう
)
忘
(
わす
)
れません。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おっかさんがおどろいて
泣
(
な
)
いてポーセの名を
呼
(
よ
)
びながら
一生
(
いっしょう
)
けん
命
(
めい
)
ゆすぶりましたけれども、ポーセの
汗
(
あせ
)
でしめった
髪
(
け
)
の頭はただゆすぶられた通りうごくだけでした。
手紙 四
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
けれど新吉は、
一生
(
いっしょう
)
けんめい
働
(
はたら
)
きます。どんなことでもします。
団長
(
だんちょう
)
へ
約束
(
やくそく
)
したのですから、いやだなどということはもちろん、ちょっとでもなまけることは出来ません。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
そのうちに、
若者
(
わかもの
)
はいいお
嫁
(
よめ
)
さんをもらって、
子供
(
こども
)
や
孫
(
まご
)
がたくさん
出来
(
でき
)
ました。そしてにぎやかなおもしろい
一生
(
いっしょう
)
をおくるようになりました。
一本のわら
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
王さまとお
妃
(
きさき
)
さまは、もういちど
婚礼
(
こんれい
)
の式をあげました。そして、ふたりは
一生
(
いっしょう
)
をおわるまで、たのしくくらしました。
手なしむすめ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
机
(
つくえ
)
くんなどは、こんど
働
(
はたら
)
きに
出
(
で
)
れば、きっと
重
(
おも
)
いものの
台
(
だい
)
にでもなるだろう。そうすれば、
一生
(
いっしょう
)
浮
(
う
)
かぶ
瀬
(
せ
)
がない。
乳母車
(
うばぐるま
)
さんだって、どうせ
楽
(
らく
)
な
日
(
ひ
)
はありっこない。
春さきの古物店
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
するとしゅっこは、さっきからよっぽど
怒
(
おこ
)
っていたとみえて、「ようし、見てろ」と云いながら、本気になって、ざぶんと水に飛び込んで、
一生
(
いっしょう
)
けん
命
(
めい
)
、そっちの方へ泳いでいった。
さいかち淵
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「ああわかったとも。おっかさんも林太郎のくるのを
一生
(
いっしょう
)
けんめいに
待
(
ま
)
ってるだ。」
あたまでっかち
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
実高夫婦
(
さねたかふうふ
)
はさっそく
長谷
(
はせ
)
の
観音
(
かんのん
)
さまにお
礼
(
れい
)
まいりをして、こんど
生
(
う
)
まれた
姫
(
ひい
)
さんの
一生
(
いっしょう
)
を、
仏
(
ほとけ
)
さまに
守
(
まも
)
って
頂
(
いただ
)
くようにお
頼
(
たの
)
みして
帰
(
かえ
)
って
来
(
き
)
ました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「おまえは、ここにいるほうがよかろ。おまえなんざ、
一生
(
いっしょう
)
かかったって、
駄馬
(
だば
)
一つ手にはいりゃしないよ」
かわいそうな粉ひきの若いものと小猫
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
それはリシウムの
紅焔
(
こうえん
)
でしょう。ほんとうに
光炎菩薩
(
こうえんぼさつ
)
太陽
(
たいよう
)
マジックの歌はそらにも
地面
(
ちめん
)
にもちからいっぱい、日光の小さな小さな
菫
(
すみれ
)
や
橙
(
だいだい
)
や赤の
波
(
なみ
)
といっしょに
一生
(
いっしょう
)
けん
命
(
めい
)
に鳴っています。
イーハトーボ農学校の春
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
暖
(
あたた
)
かな
海
(
うみ
)
の
潮
(
しお
)
が
押
(
お
)
しよせてきた、がけの
上
(
うえ
)
で、
心持
(
こころも
)
ちのいい
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれて、うつりうつりと
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
ていたときのことを
考
(
かんが
)
えると、くらべものになりませんが、どうせ
私
(
わたし
)
の
一生
(
いっしょう
)
というものは
ガラス窓の河骨
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このチャンは女の子のからだにこびりついてしまって、
一生
(
いっしょう
)
のあいだどうしてもとれませんでした。
ホレおばあさん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
遠い
沖
(
おき
)
のほうまでもこぎ出して、
一生
(
いっしょう
)
けんめいおさかなをつっていますと、ふとうしろのほうで
浦島太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それから、わたしは、いくら
探
(
さが
)
したかしれません。お
母
(
かあ
)
さんからはしかられました。けれど、どうしても、なくした
珠
(
たま
)
は
見
(
み
)
つからなかったのです。わたしは、
一生
(
いっしょう
)
そのことを
忘
(
わす
)
れませんでした。
山へ帰りゆく父
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と、いいながら、三人の子どもをわたして、お妃さまの
舌
(
した
)
をうごくようにしてくれました。しかもそればかりか、お妃さまに
一生
(
いっしょう
)
のしあわせをもさずけてくださったのです。
マリアの子ども
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
といって、
一生
(
いっしょう
)
けんめいいのりました。
たにしの出世
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
一生
(
いっしょう
)
を
尼
(
あま
)
になって
暮
(
く
)
らし
給
(
たま
)
われた——。
三つのかぎ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こうして、ちびの仕立屋さんは、
一生
(
いっしょう
)
のあいだ、ずうっと王さまでいました。
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
御恩
(
ごおん
)
は
一生
(
いっしょう
)
忘
(
わす
)
れません。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
あのひとをしたうわたしの気持ちは、かりに木ぎの葉がのこらず
舌
(
した
)
であっても、とうていいいつくすことができないほどなのだ。わたしは
一生
(
いっしょう
)
をかけても、あのひとをじぶんのものにしたい。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
忠義者のヨハネスというのは、王さまのいちばんお気にいりの
家来
(
けらい
)
でした。この男は、
一生
(
いっしょう
)
のあいだ、ずっと王さまに忠義をつくしてつかえてきましたので、こんなふうによばれていたのです。
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「ここにいたんじゃ、
一生
(
いっしょう
)
かかったって、おぼえられやしない。」
こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
(これがあれば、
一生
(
いっしょう
)
のあいだじゅうぶんだ。)
「テーブルよ、ごはんの用意」と、金貨をうむロバと、「こん棒、ふくろから」
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
“一生”の意味
《名詞・形容動詞》
一 生(いっしょう)
生まれてから死ぬまでの間。
(出典:Wiktionary)
“一生(
人生
)”の解説
人生(じんせい)とは、人がこの世で生きていくこと。人の、この世に生きている間。あるいは、この世で生きている間に経験することなどである。「人の一生」「生涯」などとも言う。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“一生”で始まる語句
一生懸命
一生涯
一生奉公
一生作
一生一品
一生末生
一生用不尽
一生之間能荘厳