“一生涯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっしょうがい91.3%
いつしやうがい8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんでも、ひどくむずかしい暗号で、一生涯いっしょうがいかかっても、どうしても、そこに書いてある意味を知ることができなかったのです。
大金塊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その静穏の日がすなわち余の一生涯いっしょうがいにあって最も恐るべき危険の日であったのだと云う事を後から知った時、余はしものような詩を作った。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
れなら、一生涯いつしやうがいに一ぐらゐへまいともかぎらない。のかはり武者修行むしやしゆぎやう退治たいぢられます。これ見懸みかけたのは難有ありがたい。
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一日はたらいて一日おくれば、それがひと一生涯いつしやうがいである、ときひとうまれて、ねむときひとぬるのである。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)