小学校六年生の宮瀬不二夫君は、たったひとり、広いおうちにるす番をしていました。 宮瀬君のおうちは、東京の西北のはずれにあたる荻窪の、さびしい丘の上に立っていました。このおうちは不二夫君のおじさんが建てられたのですが、そのおじさんが亡くなって …
著者 | 江戸川乱歩 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「少年倶楽部 第二十六巻第一号―第二十七巻第二号」大日本雄弁会講談社、1939(昭和14)年1月号~1940(昭和15)年2月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約3時間9分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約5時間14分(300文字/分) |