“辰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たつ89.5%
たっ3.5%
とき3.5%
タツ2.3%
しん1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜長の折柄おりからたつの物語を御馳走に饒舌しゃべりりましょう、残念なは去年ならばもう少し面白くあわれに申しあげ軽薄けいはくな京の人イヤこれは失礼
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
たっちゃん、べいを一つあげよう、これは、ほんとうに、きみにあげるのだよ。」と、善吉ぜんきちが、こまをやって、小山こやまのきげんを、なおそうとしました。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
「きょうは、凶神きょうしんときにあたる悪日ですから、明日になされたがよろしいでしょう。——明夜、戌亥の頃を計って」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四月二十一日、タツ下刻ゲコクノ事ナルニ、一天曇リナク、照リニ照リタル空ナレバ、手負テオヒ共、日ニ照リツケラレ、イト苦シガリケリ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
忠義堂の前には四ながれのばんがつるされ、堂上には三層の星辰台がみえ、三聖の神像をなかに、二十八宿しゅく、十二宮しん星官ほしがみたちの像も二列にならんでまつられている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)