“星辰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいしん95.7%
ほし4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天地と云い山川さんせんと云い日月じつげつと云い星辰せいしんと云うも皆自己の異名いみょうに過ぎぬ。自己をいて他に研究すべき事項は誰人たれびとにも見出みいだし得ぬ訳だ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一本の樹木、山の上の一片の雲の影、牧場の息吹いぶき、星辰せいしんの群がってる騒々しい夜の空……それらを見ても血が湧きたった……。
季節を逸れた水の氾濫! それこそ兇なる星辰ほしの頽れだ≫四肢を張り、頑強に口を閉ぢ、むざんに釘うたれたまま、ぎるんぎるんと渦巻く気圏に反りながら、冷酷な秋の封鎖のまつただ中を抛れた
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)