“異名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いみょう67.6%
いみやう18.9%
いみゃう2.7%
あだな2.7%
いみよう2.7%
いめい2.7%
エーリアス2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天地と云い山川(さんせん)と云い日月(じつげつ)と云い星辰(せいしん)と云うも皆自己の異名(いみょう)に過ぎぬ。自己を措(お)いて他に研究すべき事項は誰人(たれびと)にも見出(みいだ)し得ぬ訳だ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
衆人醉へる中に獨り醒むる者は容(い)れられず、斯かる氣質なれば時頼は自(おのづ)から儕輩(ひと/″\)に疎(うとん)ぜられ、瀧口時頼とは武骨者の異名(いみやう)よなど嘲り合ひて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
ロミオ はて、それは病人(びゃうにん)の遺言(ゆゐごん)を白状(はくじゃう)と呼(よ)ぶやうなもの、わるい上(うへ)にわるい異名(いみゃう)! が、白状(はくじゃう)せう、予(わし)には戀女(こひをんな)がある。
オホヽヽヽ養母(おつか)さん、逆上(のぼせあが)つて丈(だけ)は取消にして、下ださい、外聞が悪いから——それや、狸々(しやう/″\)花吉と異名(あだな)取る程、酒を呑(の)みますよ、俳優買(やくしやかひ)では毎々新聞屋の御厄介にもなりますよ、養母(おつか)さん
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
赤坂氷川(あかさかひかわ)の辺(ほとり)に写真の御前(ごぜん)と言へば知らぬ者無く、実(げ)にこの殿の出(い)づるに写真機械を車に積みて随(したが)へざることあらざれば、自(おのづか)ら人目を逭(のが)れず、かかる異名(いみよう)は呼るるにぞありける。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
誰でも、めいめいが、それをやってみようと思えば、マルソオは機嫌(きげん)よく実験の需(もと)めに応じるのだ。人はそこで彼に「行燈(あんどん)」とか、「提燈(ちょうちん)」とか、「赤頬(あかほっ)ぺ」とかいう異名(いめい)をつけた。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
一、風精(ジルフス)……異名(エーリアス)は?
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)