“異名”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いみょう67.6%
いみやう17.6%
あだな2.9%
いみゃう2.9%
いみよう2.9%
いめい2.9%
エーリアス2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼を呼びとめたのは、中山府の人で、片目のみにくいところから、鬼臉児きれんじ異名いみょうのある、杜興とこうという人間だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どこか殺気のただよう眉間みけんは、ばくちやつれのせいだけでなく、異名いみょうも、短命二郎といわれているほどだから、独自な人相というものだろう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
常に、村の将軍家と異名いみょうされるほど、見識の高い御隠家様自身が、かくも、身をへりくだって頼むというのは只事とも思われません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ある人はこれもつ仏蘭西フランスの自由を称揚する様ですが、しかし自由とは決して悪徳の異名いみやうで無いと思ひます。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
我彼に異名いみやうあるをしらず——若し我これをそのむすめガイアより取らずば——願はくは神汝と倶にあれ、我こゝにて汝と別れむ 一三九—一四一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ガラツ八といふ安値な異名いみやうで通る八五郎は、五月の朝の陽を一パイに浴びた格子の中へ、張板を蹴飛ばして、一陣の疾風のやうに飛び込むのでした。
オホヽヽヽ養母おつかさん、逆上のぼせあがつてだけは取消にして、下ださい、外聞が悪いから——それや、狸々しやう/″\花吉と異名あだな取る程、酒をみますよ、俳優買やくしやかひでは毎々新聞屋の御厄介にもなりますよ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ロミオ はて、それは病人びゃうにん遺言ゆゐごん白状はくじゃうぶやうなもの、わるいうへにわるい異名いみゃう! が、白状はくじゃうせう、わしには戀女こひをんながある。
ロミオ 精華ピンクとは名譽めいよ異名いみゃうか?
赤坂氷川あかさかひかわほとりに写真の御前ごぜんと言へば知らぬ者無く、にこの殿のづるに写真機械を車に積みてしたがへざることあらざれば、おのづから人目をのがれず、かかる異名いみようは呼るるにぞありける。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
人はそこで彼に「行燈あんどん」とか、「提燈ちょうちん」とか、「赤頬あかほっぺ」とかいう異名いめいをつけた。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
一、風精ジルフス……異名エーリアスは?
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)