“予”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
あらかじ40.0%
かね39.1%
8.4%
4.3%
われ2.9%
あらか1.4%
わし0.8%
カネ0.6%
あた0.4%
わたし0.4%
われら0.2%
あらかじめ0.2%
おれ0.2%
かね/″\0.2%
0.2%
わたくし0.2%
0.2%
ワレ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それよりろ、頭のどこかに俳画と云ふものと、値段の安いと云ふ事とを結びつけるものが、め存在したと云つた方が適当である。
俳画展覧会を観て (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
するともう、て打合せてでもしてあったと見えて、裁判長が、黙って頷いたんです……いや、驚きましたよ……ところがどうです。
あやつり裁判 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
るには、特殊の偏光装置を使って、これを着色して認めることに成功した。その装置については、別項の論文に詳解しておいた。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
なお私は両脚の代償として、ねて珠子から望まれていたとおりの五ヶ年若き青春と代りの脚一組とをい、その場で移植して貰った。
大脳手術 (新字新仮名) / 海野十三(著)
せしとて甚だ通なり出立の時に曰く木曾海道美人に乏し和田峠西もちや村の餅屋に一人また洗馬に一人あり洗馬のは未だ其比を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
で、定った物のほかに二品ほど附ける様にと註文し、酒の事で気を揉むのをも慮ってじめ二三本の徳利を取り寄せ自分で燗をすることにしておいた。
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)
ベンヺ いや、これは和睦させうためにしたことぢゃ。めい、でなくば、に、こいつらを引分けておくりゃれ。
かねの方は、「」或は「」など言ふに接近してゐる。其だけ、名詞に近い感じを持たせる句を作る。
副詞表情の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
するつて(二五)へ、とするつてる。すや、つてし、れをじてし、(二六)輕重び、權衡めり。
……まア、あたじけない! んでしまうて、いてかうをもしておいてはくれぬ。……おはうぞ。
其中目覺めしゆゑ、せる是非ばず、ともかくてござれ、とむるうちに、づく人聲逃出ましたが、絶望にや、いてりもせず
そこで、牛商人は、毘留善麻利耶の加護を願ひながら、思ひ切つて、、もくろんで置いた計画を、実行した。計画と云ふのは、別でもない。
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
蛇いわく僕も頭痛持ちだが蛇の頭痛療法を知ると同時に犬の頭痛療法を心得おらぬから詰まらない。犬いわくの事はどうでもよい、とにかくの頭痛を治す法を教えてくれ後生だ。
番「若旦那様/\、お噂の八右衞門様がお出でになりました、えゝ、これは私共の若主人で、今晩は主人は居りませんからを致しますので」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
れ今の所謂才子が作る所の戯曲を見るに、是れ傀儡を操りて戯を為す者ののみ、作中の人物、一も生人の態なし。其唐突、滑稽なる人をして噴飯せしむる者あり。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
日本の金権を掌握するところの大都名邑の紳士豪商諸君が、賛助の意を表したる一箇の女子大学校が設立をうする事が出来ぬとは、の信ずることの出来ぬところであります。
国民教育の複本位 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
……呉ノ積極ニ出デ来レル所以ハ、要スルニノ遠ク漢中ニ在ルノ虚ヲウモノナリ。故ニ、呉ノ勢ミナ魏城ヲ軽ンズ。戦ワズシテタダ守ラバ、イヨイヨ彼等ヲ誇ラスノミ。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
托胎ノ時ニ当リ
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)