“予”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
かね41.1%
あらかじ38.3%
8.1%
4.0%
われ3.0%
あらか1.3%
わし1.0%
カネ0.8%
わたし0.5%
あた0.3%
(他:7)1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“予”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸48.4%
歴史 > 伝記 > 個人伝記7.0%
文学 > 日本文学 > 日本文学6.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それは金がかね魔薬まやく入りのゴールデン・バットをバラいていた女たちに与えるものがなくなったことだった。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
勝家、利家に「貴殿は秀吉とかねねんごろであるから、今後は秀吉に従い、幼君守立ての為に力を致される様に」と云った。
賤ヶ岳合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
しかしあらかじめ電話をかけて打ち合せて置いたのにも関らず、一等の竈は満員になり、二等だけ残っていると云うことだった。
玄鶴山房 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
且亡父母の素願そがんあるを貫き、霊位をするの慈善的なる学事の基礎を創立せん事をあらかじめ希望する事あるを以て
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
し、なんぢところこゝろかなへり、かねもくをこそとおもひけれ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
カピ長 この騷動さわぎ何事なにごとぢゃ? やア/\、ながけんて、ながけんを。
じゞむさくしている故、名人らしい事は更になけれども、孝助はねて良石和尚の教えもあればと思って両手を突き、
みことはもう髪も髯も白くなった老人ではあるが、部落第一の学者でもあり、ねてまた部落第一の詩人と云う名誉もになっていた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
〔譯〕ふんの一字、是れ進學しんがく機關きくわんなり。しゆん何人なんぴとぞや、われ何人ぞや、まさに是れふん
当時は、われ未だ、鯉釣を試みしこと無かりしかば、更に細かに質問せらるゝ時は、返答に差支ふべきを慮り、得意の中にも、何となく心安からざりし。
釣好隠居の懺悔 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
しかし何十株か何百株かの持主として、あらかじめ資格を作って置かなければならない父は、どうして金の工面をするだろう。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
うなると彼は、今日自分の遣つた事は、あらかじめ企んで遣つたので、それが巧く思ふ壺にはまつて智恵子に自白さしたかの様に考へる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
足下きみ同情どうじゃう多過おほすぎるわし悲痛かなしみに、たゞ悲痛かなしみへるばかり。
ロミオ あゝ/\、味氣無あぢきな時間じかんながい。……いまいそいでんだはわしちゝでござったか?
第一次思想の限界を加へられてあらはれたものが実質的内容であることは、カネていうておいた。であるから、まづ与へられた形式の全体をうづむる内容といふことが出来る。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かねの方は、「カネ」或は「カネ」など言ふに接近してゐる。
副詞表情の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
……まア、あたじけない! みんんでしまうて、いてかうわたしためたゞてきをものこしておいてはくれぬ。
わたし(聊斎志異の著者、蒲松齢)の姉の夫の祖父に宋公、諱をとうといった者があった。
考城隍 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
燕王手をって笑って、李九江りきゅうこう膏梁こうりょう豎子じゅしのみ、未だかつて兵に習い陣を見ず、すなわあたうるに五十万の衆を以てす、これ自らこれあなにするなり、と云えるもの、酷語といえども当らずんばあらず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そこで、牛商人は、毘留善麻利耶びるぜんまりやの加護を願ひながら、思ひ切つて、あらかじめ、もくろんで置いた計画を、実行した。
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
犬いわくおまえの事はどうでもよい、とにかくおれの頭痛を治す法を教えてくれ後生ごしょうだ。
番「若旦那様/\、かね/″\お噂の八右衞門様がお出でになりました、えゝ、これは私共わたくしどもの若主人で、今晩は主人は居りませんからだいを致しますので」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
れ今の所謂才子が作る所の戯曲ドラマを見るに、是れ傀儡くゞつを操りて戯を為す者のたぐひのみ、作中の人物、一も生人の態なし。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
すゝむるうちに、ちかづく人聲ひとごゑわれらおどろ逃出にげいでましたが、絶望ぜつばうあまりにや
何事なにごとにまれ、われら不埓ふらち御檢斷ごけんだんあそばれうならば、餘命よめい幾何いくばくもなき老骨らうこつ如何いか御嚴刑ごげんけいにもしょせられませう。
では聞き給え、読み聞かせよう。……呉ノ積極ニ出デ来レル所以ユエンハ、要スルニノ遠ク漢中ニ在ルノ虚ヲウカガウモノナリ。故ニ、呉ノ勢ミナ魏城ヲ軽ンズ。戦ワズシテタダ守ラバ、イヨイヨ彼等ヲ誇ラスノミ。マタ、出テ十万ノ寄手ト野戦ヲ構ウルハナオ拙ナリ。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ワレ托胎タクタイノ時ニ当リ
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)