“名邑”の読み方と例文
読み方割合
めいゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのひとつは郡役所の所在する地方の名邑めいゆうであるが、他はしいくすの葉に覆われた寂しい村落である。牧の旦那の家は、その寂しい村の川岸にたっている。
南方郵信 (新字新仮名) / 中村地平(著)
ツロ、シドンといえば昔フェニキヤ人の建てた海港で、音に聞こえたシリヤの名邑めいゆうであります。
日本の金権を掌握するところの大都名邑めいゆうの紳士豪商諸君が、賛助の意を表したる一箇いっかの女子大学校が設立をまっとうする事が出来ぬとは、わたくしの信ずることの出来ぬところであります。
国民教育の複本位 (新字新仮名) / 大隈重信(著)