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椎
ふりがな文庫
“椎”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しい
77.9%
しひ
13.6%
つち
5.0%
しゐ
1.4%
つい
1.4%
シヒ
0.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しい
(逆引き)
森と言っても崖ぎしの家に過ぎない、ただ非常に古い
榎
(
えのき
)
と
椎
(
しい
)
とが屋根を覆うていて、おりおり路上に鷺の白い糞を見るだけであった。
後の日の童子
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
椎(しい)の例文をもっと
(50作品+)
見る
しひ
(逆引き)
渠
(
かれ
)
がまだ故郷にゐた時、姉や友達につれられて、山へ
椎
(
しひ
)
の
實
(
み
)
を拾ひに行つたことが度々あるが、その椎の實の味を思ひ出す樣な味がする。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
椎(しひ)の例文をもっと
(19作品)
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つち
(逆引き)
倒るゝ如くに路の邊の
榻
(
こしかけ
)
に倚りて、灼くが如く熱し、
椎
(
つち
)
にて打たるゝ如く響く頭を
榻背
(
たふはい
)
に持たせ、死したる如きさまにて幾時をか過しけん。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
椎(つち)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
しゐ
(逆引き)
間にヒヨロヒヨロの
椎
(
しゐ
)
の木が一本あつて、足掛りにはなつて居るが、餘つ程身輕な者でなきやあの藝當は出來ない
銭形平次捕物控:214 鼬小僧の正体
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
椎(しゐ)の例文をもっと
(2作品)
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つい
(逆引き)
巨人の
椎
(
つい
)
を下すや四たび、四たび目に巨人の足は、血を含む泥を
蹴
(
け
)
て、木枯の
天狗
(
てんぐ
)
の杉を倒すが如く、
薊
(
あざみ
)
の花のゆらぐ中に、落雷も
耻
(
は
)
じよとばかり
鞺
(
どう
)
と横たわる。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
椎(つい)の例文をもっと
(2作品)
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シヒ
(逆引き)
参考に出した挿画は、彼の二度目の舞台、千本桜
椎
(
シヒ
)
の
実
(
ミ
)
の場の「権太悴善太」の姿である。(安部豊氏作)其手にしたのは、賽をいれて伏せるあの所謂壺皿にあたる笟である。
市村羽左衛門論
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
椎(シヒ)の例文をもっと
(1作品)
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椎
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
“椎”を含む語句
脊椎
頭椎
香椎
椎茸髱
足名椎
椎茸
椎根津彦
生椎茸
頸椎
鉄椎
手名椎
椎名
椎塚
脊椎骨
野椎
椎蕈
塩椎神
椎野
金椎
椎葉
...
“椎”のふりがなが多い著者
高浜虚子
葛西善蔵
梶井基次郎
中里介山
室生犀星
岩野泡鳴
梅崎春生
林不忘
正岡子規
島崎藤村