“椎根津彦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
シヒネツヒコ80.0%
しひねつひこ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神武紀に書き残された、椎根津彦シヒネツヒコ弟猾オトウカシとの二人が、香具山のハニツチを大和の代表物モノザネとして、呪する為にとりに行つた話に、其が見られる。
田遊び祭りの概念 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうすると、椎根津彦シヒネツヒコ乙猾オトウカシの翁嫗姿の原意も、やはり遠くより來るおとづれ人を表す者であつたことに思ひ當るであらう。
たとへば、天皇は帰順した弟猾をとうかしの献策を用ゐさせ給ふばかりでなく、股肱の臣たる椎根津彦しひねつひこと一しよに、香具山かぐやまに潜行して、その土を取ると云ふ大役を命じ給うて居られるのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)