“根津村”の読み方と例文
読み方割合
ねづむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丑松が根津村ねづむらの学校へ通ふやうになつてからは、もう普通なみ児童こどもで、誰もこの可憐な新入生を穢多の子と思ふものはなかつたのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
私は又、遠い烏帽子えぼしだけふもとにある牧場に身を置いて居るやうな気もする。牧夫が居る。牛の群が見える。私のそばには一緒に根津村ねづむらから出掛けて行つた画家のいづみ君が居る。
突貫 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)