“椎葉”の読み方と例文
読み方割合
しいば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じく阿蘇の東南麓に接する日向の椎葉しいば山においては今日もカクラの約束はきわめて精確に行われ、これに伴なって狩の前後に種々の作法があること
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
来年は飛騨白川から裏日本の平家部落や、また有名な九州五箇ごかしょうだの椎葉しいばなどへも行ってみるつもりである。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十八九年前に自分は日向の市房山に近い椎葉しいばの大河内という部落に一泊して、宿主の家に伝えた秘伝の「狩之巻かりのまき」なるものを見せてもらったことがある。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)