“椎葉山”の読み方と例文
読み方割合
しいばやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれの地に行きたまふかと問ふに、これより椎葉山しいばやまに向ふなりと言ひて別れ、それよりみち無き断崖に登るを見るに、そのはやきこと鳥の如しといふ。話は少年の時小一より聞けり。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
日向の椎葉山しいばやまの「猟人伝書かりうどでんしょ」に、山神の御母の名を一神の君と記しまたは安芸と石見を境する亀尾山の峠において、御子を生みたもうと伝うる神が、市杵島姫命いちきしまひめのみことであったというのも
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)