“葉山”の読み方と例文
読み方割合
はやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京近辺では、逗子ずし葉山はやま。千葉県では内房うちぼう地方、……その辺が、月五回の部分に当りますから、一番雷がすくないわけですね。
雷嫌いの話 (新字新仮名) / 橘外男(著)
かつては葉山はやまで木部と二人でこうした楽しい膳に向かった事もあったが、その時の心持ちと今の心持ちとを比較する事もできないと葉子は思った。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
柳之助りゅうのすけ亡妻ぼうさいの墓に雨がしょぼ/\降って居たと葉山はやまに語るくだりを読むと、青山あおやま墓地ぼちにある春日かすが燈籠とうろうの立った紅葉山人こうようさんじんの墓が、と眼の前にあらわれた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)