“御葉山”の読み方と例文
読み方割合
みはやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐ御葉山みはやまの下の鐘楼の鐘が、耳もとで鳴るように、いんいんと初更をつげわたると、範宴は、はっとわれにかえって、思わず大喝だいかつ
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さては何か、奇禍にかかられたのではあるまいかと、老僧までが先に立って、松明たいまつともさせ、裏の御葉山みはやまへまで、その赤い灯が点々と登って
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御葉山みはやま御廟ごびょうのほうへ向って、われを忘れて、数珠ずずをあわせ、仏の弟子であるよろこびに声を出して念仏していた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)