“御堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みどう61.9%
おどう18.1%
みだう17.1%
おだう2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主従三人お昼すぎから増上寺のお花御堂みどう灌仏会かんぶつえに出かけて、ついでのことにおなかへも供養にと、目黒の名物たけのこめしへ回り
かみさま、どうぞ、わたしをおたすけくださいまし。」と、かれは、こたえるかわりに、くらい、御堂おどううちかってわせておがんだのです。
酒屋のワン公 (新字新仮名) / 小川未明(著)
堀割の水は青く搖すれ、御堂みだうの色硝子は金に耀き、ストゥウルといふ石造の張出に干物ほしものは乾き、屋根の上には緑の唐華草からはなさう
ハルレム (旧字旧仮名) / ルイ・ベルトラン(著)
うかとこゑけて、むねあちこち、伽藍がらんなかに、鬼子母神きしぼじん御寺みてらはとけば、えゝ、あか石榴ざくろ御堂おだうでせうと、まぶたいろめながら。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)