“灌仏会”の読み方と例文
読み方割合
かんぶつえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主従三人お昼すぎから増上寺のお花御堂みどう灌仏会かんぶつえに出かけて、ついでのことにおなかへも供養にと、目黒の名物たけのこめしへ回り
この頃伯林ベルリン灌仏会かんぶつえ滔々とうとうとして独逸ドイツ語で演説した文学士なんかにくらべると倫敦の日本人はよほど不景気と見える。(五月二十三日)
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
毎年するように、花御堂はなみどうの花をんできて、灌仏会かんぶつえのお支度をしなければならないし、晩には、甘茶も煮ておかなければいけないでしょう
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)