“かんぶつえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
灌仏会100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熱田神宮四月八日の花のとう剪綵花つくりばなを飾ったらしく、張州府志など迄が、これを灌仏会かんぶつえの一種の式と断定しているが、それらしい証拠もないのみならず
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
四月八日の灌仏会かんぶつえの日がきて、阿宝が水月寺へ参詣するということを聞いて、朝早く往って道中で待っていた。
阿宝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
灌仏というのは、四月八日の釈迦の誕生日に寺で灌仏会かんぶつえというものを修じ、参詣人に甘茶などをくばるのである。これはその灌仏の日に寺に一人の児がいるのが人の目につく。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)