“伯林”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ベルリン97.3%
べるりん2.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○独逸の伯林ベルリンの傍に在る皇室附属の森林で、独逸皇帝が露国皇太子と共に猟をせられた所が、たつた一時間半に七百三十九頭の鹿がとれたさうだ。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
さういふミユンヘン新聞の手がかり以外に、伯林ベルリンの友人からも何処どこからも何等事件の真相を知るべき手がかりが全く杜絶してしまつてゐる。
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
伯林ベルリンではすべての市街自動車のエンジンを一晩じゅう動かしておくことによって夜中に発動機油の氷結するのを防がなければならなかった。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
巴里パリの空は寒天の寄せものだし、伯林ベルリンの空は硝子ガラス製だし、倫敦ロンドンの空は石綿だった。そしていまこの日本の空は——
豆腐買い (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
この頃伯林ベルリン灌仏会かんぶつえ滔々とうとうとして独逸ドイツ語で演説した文学士なんかにくらべると倫敦の日本人はよほど不景気と見える。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
同国の首都伯林べるりん府にて一番大きな牛乳屋をボルレーといい、乳牛の数が一万八千頭、一日の牛乳生産高が十万リートル(約我五百五十石)、これを配達する人夫が一千三百人で馬車の数が二百輛。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
しかるに我邦の台所ではかまどの側を水道の鉛管が通っておる処もあるし、その脇へ七厘を置いてあるうちもある。それで水が溜まっていたら温度を与えて細菌を発生させるようなものだ。現に独逸どいつ伯林べるりんでも今より十二、三年前各処の水道の支線から不意に水が出なくなって大騒ぎをした事がある。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)