伯林べるりん)” の例文
現に独逸どいつ伯林べるりんでも今より十二、三年前各処の水道の支線から不意に水が出なくなって大騒ぎをした事がある。取敢とりあえずその支線を掃除して水を通すとまた十日ばかり過ぎて水が通らなくなる。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
同国の首都伯林べるりん府にて一番大きな牛乳屋をボルレーといい、乳牛の数が一万八千頭、一日の牛乳生産高が十万リートル(約我五百五十石)、これを配達する人夫が一千三百人で馬車の数が二百輛。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)