“棟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むね95.1%
むなぎ1.5%
やのむね0.5%
あふち0.5%
とう0.5%
のき0.5%
はり0.5%
ブロック0.5%
ムネ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旧冬(きうとう)より降積(ふりつもり)たる雪家の棟(むね)よりも高く、春になりても家内薄暗(うすくら)きゆゑ、高窓(たかまど)を埋(うづめ)たる雪を掘(ほり)のけて明(あかり)をとること前にもいへるが如し。
その小説の中の柱たり棟(むなぎ)たる人物は、あるいは「親孝行」という美徳を人に擬(なぞら)えて現わしたようなものであったり、あるいは「忠義」という事を人にして現わしたようなものであったり
雨(あめ)は蹂(ふ)み固(かた)めてある百姓(ひやくしやう)の庭(には)の土(つち)にも蔊菜(いぬがしら)や石龍芮(たがらし)の黄色(きいろ)い小粒(こつぶ)な花(はな)を持(も)たせて、棟(やのむね)にさへ長(なが)い短(みじか)い草(くさ)を生(しやう)ぜしめる。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
白膠木(ぬるで)、榎(え)、棟(あふち)、名(な)こそあれ、葉廣菩提樹(はびろぼだいじゆ)
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫、薄田淳介(著)
第二十一子模(ぼ)を瀋(しん)王とし、第二十二子楹(えい)を安(あん)王とし、第二十三子桱(けい)を唐(とう)王とし、第二十四子棟(とう)を郢(えい)王とし、第二十五子𣟗(い)を伊(い)王としたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
高う低う屋の棟(のき)に響きて、可愛や寐た間も魂は、米屋の軒をめぐる松之介の夢醒めむかと危ぶまれぬ。
磯馴松 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
私は、この文字通り棟(はり)に充(み)つる一万枚のレコードを、くり返しくり返し聴いて来た。レコードされている限り、いろいろの曲は聴き尽し、いろいろの演奏家の癖は諳(そら)んじてしまった。
各階ごとにテラスをもった近代風なアパートメントが、二棟(ブロック)、たてにつらなって建てられているために、窓々やテラスの見とおしが賑やかにゆたかな効果で印象づけられる。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
附近ノ家ノ棟(ムネ)、堤ヨリ低キコト、五尺バカリト定ム。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)