“棟(やのむね)” の例文
雨(あめ)は蹂(ふ)み固(かた)めてある百姓(ひやくしやう)の庭(には)の土(つち)にも蔊菜(いぬがしら)や石龍芮(たがらし)の黄色(きいろ)い小粒(こつぶ)な花(はな)を持(も)たせて、棟(やのむね)にさへ長(なが)い短(みじか)い草(くさ)を生(しやう)ぜしめる。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
いゝ加減(かげん)大(おほ)きくなつた楢(なら)の木(き)は皆(みな)葉(は)が落(お)ち盡(つく)して居(ゐ)るので、其(その)小枝(こえだ)を透(とほ)して凹(くぼ)んだ棟(やのむね)が見(み)える。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)