“別棟”の読み方と例文
読み方割合
べつむね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
別棟べつむねの母家のほうがざわめき渡って、鈴川源十郎、土生仙之助、つづみの与吉、その他十四、五人の声々が叫びかわしているようす。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
佐伯氏は、あかねさんという、すごいような端麗たんれいな顔をした妹さんと二人で別棟べつむね離屋はなれを借り切って、二階と階下したに別れて住んでいる。
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
と聞いてみましたら、別棟べつむねに住んでいる馬丁べっとうや農夫たちが、二日おき三日おきに馬で四里離れた大野木まで買い出しに行くというのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)