“別品”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べっぴん62.5%
べつぴん37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊太利イタリイの公使館にいた時、すばらしい別品べっぴんの処へ連れてかれたのに、顫え上ってどうもすることが出来なかったというじゃあないか。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
『そいつは惜しかった十六、七で別品べっぴんでモデルになりそうだと来ると小説だッたッけ、』と言って『ウフフフ』と笑った。
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
何も下品に育つたからとて良人の持てぬ事はあるまい、ことにお前のやうな別品べつぴんさむではあり、一そくとびにたま輿こしにも乗れさうなもの
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
やはりお糸さんが別品べつぴんやさかい、皆なが気にしてると見えるな。旦那の心配も無理はない。
心の鬼 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)