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別人
ふりがな文庫
“別人”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
べつじん
89.5%
べつにん
10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
べつじん
(逆引き)
広子はうっかりこう言った
後
(
のち
)
、たちまち
軽率
(
けいそつ
)
を後悔した。けれども辰子はその時にはもう
別人
(
べつじん
)
かと思うくらい、顔中に喜びを
漲
(
みなぎ
)
らせていた。
春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
承まはりしに馬喰町人殺は
別人
(
べつじん
)
なる由全く彦兵衞の
所業
(
しよげふ
)
に非ず然るを家主八右衞門
熟々
(
よく/\
)
糺
(
たゞし
)
も仕つらず御所刑と致候段
殘念
(
ざんねん
)
に
存
(
ぞんじ
)
小腕
(
こうで
)
ながらも敵討を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
別人(べつじん)の例文をもっと
(17作品)
見る
べつにん
(逆引き)
その時の彼は今の彼と
別人
(
べつにん
)
ではなかった。といって、今の彼と同人でもなかった。平たく云えば、同じ人が変ったのであった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それが
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
れば
直
(
たゞち
)
に
苦
(
くる
)
しい
所帶
(
しよたい
)
の
人
(
ひと
)
に
成
(
な
)
らねばならぬ。そこにおつぎの
心
(
こゝろ
)
は
別人
(
べつにん
)
の
如
(
ごと
)
く
異常
(
いじやう
)
に
引
(
ひ
)
き
緊
(
し
)
められるのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
別人(べつにん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“別人”の意味
《名詞》
別人(べつじん)
別の人。その人とは異なる人。同一ではない人物。
(出典:Wiktionary)
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“別”で始まる語句
別
別嬪
別離
別荘
別墅
別棟
別段
別懇
別々
別府
検索の候補
人別
人別帳
人別改
人別書
江戸浅草孔雀長屋人別
“別人”のふりがなが多い著者
邦枝完二
上司小剣
作者不詳
林不忘
伊藤左千夫
長塚節
海野十三
吉川英治
夏目漱石
芥川竜之介