“人別帳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にんべつちょう75.0%
にんべつちやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もともと切支丹宗キリシタンしゅう取り扱いの困難は織田信長おだのぶなが時代からのこの国のものの悩みであって、元和げんな年代における宗門人別帳にんべつちょうの作製も実はその結果にほかならない。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかも、養父——名ばかりの、御家人株の売手が拾歳とお下なので、うその年齢が出来上ったために、娘たちを妹にして幕府の人別帳にんべつちょうに記入して貰い、とにかく御直参にはなった。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
其方の悴に同年か又一二年ちがひの男子が當村たうむらをりしやと尋ぬるに甚左衞門は即ち人別帳にんべつちやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)