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べつにん
ふりがな文庫
“べつにん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
別人
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
別人
(逆引き)
その時の彼は今の彼と
別人
(
べつにん
)
ではなかった。といって、今の彼と同人でもなかった。平たく云えば、同じ人が変ったのであった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それが
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
れば
直
(
たゞち
)
に
苦
(
くる
)
しい
所帶
(
しよたい
)
の
人
(
ひと
)
に
成
(
な
)
らねばならぬ。そこにおつぎの
心
(
こゝろ
)
は
別人
(
べつにん
)
の
如
(
ごと
)
く
異常
(
いじやう
)
に
引
(
ひ
)
き
緊
(
し
)
められるのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼女は自分を夫の前に開放しようという努力も決心もなしに、天然自然自分を開放してしまった。だから津田にもまるで
別人
(
べつにん
)
のように快よく見えた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
お延の言葉は
几帳面
(
きちょうめん
)
に改たまっていた。津田と差向いの時に比べると、まるで
別人
(
べつにん
)
のように礼儀正しかった。彼女はその形式的なよそよそしいところを
暗
(
あん
)
に
嫌
(
きら
)
っていた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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