“歸”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
かへ75.2%
9.9%
けえ4.3%
かへり2.5%
2.5%
がへ1.2%
0.6%
とつ0.6%
かえり0.6%
かへる0.6%
0.6%
けへ0.6%
わた0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
居室つてると、ちやんと整頓る。書物やら反古やら亂雜まつてたのが、各々かにる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
それいと聖なる平安を保つ天の中に一の物體のめぐるあり、これに包まるゝての物の存在はみなこれが力にす 一一二—一一四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
なんてのたくり/\つてんだ、さうすつと駄目りやつてう、うつてふんだぞなんてつたてえになあ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
聞き三吉然らば御相待と言て上り一向かぬ故小兵衞も是非なく密と勝手の方より出てへ廻り只今歸りしにて三吉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つまりラクダルに全然歸依してつたのである。大急ぎでへり、父につて最早學校にはきたくない、何卒怠惰屋にしてろと嘆願んだ。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
こぼれるほどにつた行商町人りの百姓乳呑兒へた町家女房いた町娘なぞで、一かゝつたが、きな武士めに後戻りさせられたのを
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
かれ大國主の神、出雲の御大御前にいます時に、波の穗より、天の羅摩の船に乘りて、の皮を内剥ぎに剥ぎて衣服にして、り來る神あり。
ぐかあはれ月波根の
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
具合いから、すぐよう」とつて、火鉢りながら、けてゐた御米ろかした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
けれども、北陸線じなかつた時分舊道平家物語太平記太閤記るまで、だたる荒地山虎杖坂中河内
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「よきかねえでえれ」勘次與吉つた。三つていた。傭人等つて勘次容子た。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
河の中へしておけよ、勿體ねえぢや困るぜ、と
佃のわたし (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
ここにその建御名方の神の手を取らむと乞ひして取れば、若葦を取るがごと、ぎて、投げ離ちたまひしかば、すなはち逃げにき。