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『佃のわたし』
ふりがな文庫
『
佃のわたし
(
つくだのわたし
)
』
暗の夜更にひとりかへる渡し船、殘月のあしたに渡る夏の朝、雪の日、暴風雨の日、風趣はあつてもはなしはない。平日の並のはなしのひとつふたつが、手帳のはしに殘つてゐる。 一日のはげしい勞働につかれて、機械が吐くやうな、重つくるしい煙りが、石川島の …
著者
長谷川時雨
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
辛
(
ひど
)
息
(
やつ
)
歸
(
けへ
)
家
(
とこ
)
平日
(
なみひ
)
一盃
(
いつぺい
)
鯨
(
もの
)
傍
(
はた
)
爺
(
ぢい
)
呻吟
(
うな
)
和尚
(
おしやう
)
方
(
はう
)
當
(
あて
)
狡
(
こす
)
漁船
(
ふね
)
白骨
(
はつこつ
)
豪
(
えれ
)
巨
(
でか
)
鰯
(
の
)
夕
(
ゆふ
)
四人
(
よにん
)
佃島
(
つくだ
)
例
(
いつも
)
信實
(
まつたく
)
渡船
(
わたしぶね
)
船
(
ぶね
)
職工
(
しよくこう
)
紅顏
(
こうがん
)
蜆
(
しゞみ
)
兄
(
あに
)
珍
(
めづ
)
前
(
さき
)
寺院
(
てら
)
燻
(
いぶ
)
咄
(
はな
)
母親
(
おふくろ
)
風趣
(
おもむき
)
桝
(
これ
)
暗
(
やみ
)
後
(
のち
)
夜更
(
よふけ
)
蜆賣
(
しゞみう
)
調戲
(
からか
)
勿體
(
もつたい
)
豪
(
えら
)
花客
(
とくい
)
佃
(
つくだ
)
皆
(
みんな
)
俺
(
おれ
)
滊船
(
ふね
)
滊笛
(
きてき
)
渡
(
わた
)
氣
(
き
)
殘月
(
ざんげつ
)
四人
(
よつたり
)
末世
(
まつせ
)
家
(
うち
)