“末世”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつせ52.2%
まっせ43.5%
スヱノヨ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又江戸以来勃興した戯作といふ日本語の写実文学の感化が邪道に陥つた末世まつせの漢文家を侵した一例と見ても差支へがないからである。
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
ただし、君は旧幕府の末世まっせにあたりて乱にしょし、また維新の初において創業に際したることなれば、おのずから今日の我々に異なり。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
末世スヱノヨかけて 国体クニガラに 兎毫ウノケばかりも、疵のこさじと
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)