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『虫干』
ふりがな文庫
『
虫干
(
むしぼし
)
』
毎年一度の虫干の日ほど、なつかしいものはない。 家中で一番広い客座敷の縁先には、亡つた人達の小袖や、年寄つた母上の若い時分の長襦袢などが、幾枚となくつり下げられ、其のかげになつて薄暗く妙に涼しい座敷の畳の上には歩く隙間もないほどに、古い蔵書 …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
開
(
ヒラ
)
有
(
ア
)
極
(
きはま
)
増
(
マ
)
而
(
シカ
)
人
(
ヒト
)
埋
(
うづも
)
代
(
かはり
)
寧
(
む
)
引掛
(
ひつかけ
)
此
(
コ
)
宛
(
づつ
)
牛肉
(
ギウニク
)
一時
(
いつとき
)
亡
(
なくな
)
女房
(
にようぼ
)
酔
(
ゑひ
)
人民
(
ジンミン
)
前
(
まへ
)
定
(
さだま
)
急
(
あせ
)
憧憬
(
しようけい
)
所以
(
ユエン
)
於
(
オ
)
繁昌
(
ハンジヤウ
)
遊君
(
けいせい
)
酔
(
ゑ
)
下
(
もと
)
夕涼
(
ゆふすずみ
)
止
(
とど
)
此
(
かく
)
耶
(
カ
)
萎
(
しを
)
転
(
うた
)
髪結
(
かみゆひ
)
今日
(
けふ
)
仕出
(
しだ
)
伝
(
でん
)
伴
(
ともな
)
味
(
あぢは
)
器械
(
キカイ
)
嚊
(
かか
)
家中
(
うちぢゆう
)
尚
(
なほ
)
描
(
ゑが
)
最早
(
もは
)
知識
(
チシキ
)
築造
(
チクザウ
)
聞
(
きか
)
蛙
(
かはづ
)
言現
(
いひあらは
)
記録
(
ドキユウマン
)
辺
(
あた
)
返咲
(
かへりざ
)
一人
(
いちにん
)
下
(
くだ
)
世間
(
よのなか
)
中
(
なか
)
也
(
ナリ
)
今宵
(
こよひ
)
其儘
(
そのまゝ
)
博士
(
はくし
)
口上
(
こうじやう
)
大方
(
おほかた
)
奥義
(
あうぎ
)
尻尾
(
しつぽ
)
幾代
(
いくだい
)
所謂
(
いはゆる
)
振
(
ふる
)
挿入
(
さしい
)
捜
(
さぐ
)
故意
(
こい
)
文明
(
ブンメイ
)
春水
(
しゆんすゐ
)
春章
(
しゆんしやう
)
木
(
こ
)
本所
(
ほんじよ
)
杞憂
(
きいう
)
桔梗
(
ききやう
)
洒落
(
しやれ
)
深川
(
ふかがは
)
清洒
(
せいしや
)
漏
(
もら
)
狡獪
(
かうくわい
)
玉章
(
たまづさ
)
甚
(
はなはだ
)
生々
(
いきいき
)
目覚
(
めざま
)
矢張
(
やはり
)
紗
(
しや
)
羅馬
(
ロオマ
)
見倣
(
みな
)
都下
(
トカ
)
音曲
(
おんぎよく
)
頻
(
しきり
)
万引
(
まんびき
)
中
(
うち
)
乃公
(
おれ
)
亦
(
また
)
今日
(
こんにち
)