“羅馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ローマ81.0%
ロオマ13.3%
ロウマ2.5%
ろま0.6%
ロマ0.6%
ろおま0.6%
ラウマ0.6%
ローマン0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アフリカに於ける羅馬軍の大将アッチリウス・レグルスは、カルタゴ人に打ち勝って光栄の真中にあったのに、本国に書を送って
『井伏鱒二選集』後記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
とすらりと立った丈高う、半面をと彩る、色の窓掛に、色彩羅馬女神のごとく、愛神の手を片手でいて、主税の肩と擦違い
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「空がげるようだ。——羅馬法王の冠かも知れない」と甲野さんの視線は谷中から上野の森へかけて大いなるいた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
基督もし大政治家たりしならば如何、彼はシーザルにりシャーレマンに勝り、時の羅馬帝国を一統し、奴隷を廃し、税則を定め
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
羅馬書十一章三十三節より三十六節まで)
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
唐、天竺は愚か、羅馬以譜利亜にも見られぬ図ぢや。桜に善う似たしい花のの間に、はれ白象が並んでおぢやるわ。若い女子等が青い瓶から甘露んでおぢやるわ。赤い坊様ぢや。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
貴嬢との友誼の上に何の障礙をも見なかつたと思ふ、是れは規定の祈祷会や晩餐会にりて、天父の嘉納まします所では無いでせうか、是れは神の殿がエルサレムでも無く、羅馬でもなく
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
すなはち此の寺の相をるに、れまことの天台宗の寺に非ず。本尊は聖母マリアにして羅漢は皆十二使徒なり。美しき稚児を養ひて天使にふる御辺の御容体は羅馬加特里克か、善主以登か。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)