“樺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かば90.5%
かんば8.1%
ベトゥラ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ、こっちへ行くんだ。向うに小さなかばの木が二本あるだろう。あすこが次の目標なんだよ。暗くならないうちに早く行こう。」
ポラーノの広場 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
九時五分尾根の一角に達して、其儘そのまま石楠の多い山の背を登って行くと、栂、かんばなどの大木が出て来る。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
花盛りの石楠木や薄紅に咲きはじめたアゼレヤの間には、月桂やリヴィストナが茂って、泰山木マグノリヤの柔革のような裏葉が、緑のベトゥラに混っているのもうつりがいい。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)