“かんば”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カンバ
語句割合
悍馬32.1%
25.0%
16.1%
駻馬7.7%
4.2%
3.6%
3.6%
汗馬3.0%
1.2%
寒葉0.6%
0.6%
官馬0.6%
燗場0.6%
疳張0.6%
閑張0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、ピシリッとまた一悍馬をあおッた竹屋三位は、菜種の花を蹴ちらして、もうもうと皮肉な砂煙を啓之助に残して行った。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
海をも山をも原野をもた市街をも、我物顔に横行濶歩して少しも屈托せず、天涯地角到る処に花のしきを嗅ぎ人情の温かきに住む
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
金銀珠玉め、喬木高樓家々き、花林曲池戸々穿つ。さるほどに桃李にして竹柏く、しくる。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それが二十円になったときには村のものらは眼を見張ったものだが、今は誰もが、暴れ放された駻馬を見るように田の面を見ているばかりである。
狂喜の人々の上に、しい酒の香がながれ、踊り出す者を見ると、笛は笛を吹き、太鼓は太鼓をたたき——その者達もまた吹きながら叩きながら踊り出した。
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、春の雨であった。一雨ごとに育つ草木、一雨ごとにをひらく花——その葉や茎や枝や花のしい香が空気に充ちて、いっそ清々しく感じられた。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
仰ぎ見ると上流は、の類が崖の端から幹と幹、枝と枝とをすり合せて奥へすくすくと立ち並んでいるのが眼に入る許りで、水は何処をどう流れて来るのか皆目分らない。
釜沢行 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
一瞬ののち、太郎は、惨として暗くなった顔に、片目を火のごとくかがやかせながら、再び、もと来たほうへまっしぐらに汗馬らせていたのである。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
セを緑に染めて人
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そして、予定どおりに寒葉の近くで、後から来た弦之丞と落ちあった。かれの手甲と二所三所に、黒い血痕がついていた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
釣りこんで、麓のほうへ駆けだすから、後で三人はここから先に、土佐街道の寒葉へ出て、そこで待ちあわしていてくれろとおっしゃったのだから
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まことに此時らかにらかくの花、しくの声いと楽しげなるに、てゝきならす爪音、いにしへの物語ぶみ、そのまゝのありて身も心もえたり、の帰るさ
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
ならびに官馬八頭が紛失する事
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
目まぜして燗場へつどふ夜の寒さ酒のたぎりがただ待たれつつ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
いまいましく片意地に疳張った中にも娘を愛する念もって、賢いようでも年が若いから一筋に思いこんで迷ってるものと思えば不愍でもあるから
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
閑張りの小机があります。お蝶は覆面のまま前に坐っておりましたが、思いついた風に、硯筥をとり、有合せの江戸川紙へこんな文字を幾つもうつつに書き散らしてみる。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)